ホワイトニングが普及した近年は、誰でも簡単に白くて美しい歯が手に入るようになりました。
歯が白くなるだけで第一印象は大きく変わるため、ホワイトニングを受けてみたいと思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし一方で、
「ホワイトニングって、どんな流れで進んでいくんだろう?」
と疑問を抱いている人もいるはずです。
そこで今回は、歯科医院におけるホワイトニングの流れについて解説します。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニング、それぞれ分けて紹介しますので、これから施術を受けようとしている人はぜひ参考にしてみてください。
ホワイトニングとは
ホワイトニングとは、沈着した色素を漂白し、歯を白くする施術のことです。
歯の色は遺伝で決まる部分も多く、汚れを落とすだけでは真っ白にならないこともあります。
しかしホワイトニングであれば、元々の歯の色に関わらず白い歯が手に入ります。
なおホワイトニングには、「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング」の2種類があります。
オフィスホワイトニングは全ての施術を歯科医院で、ホームホワイトニングは自宅で施術を行うのが両者の違いです。
オフィスホワイトニングの流れ
オフィスホワイトニングは全ての施術を歯科医師や歯科衛生士が行います。
自分で何もすることがないので、気軽に施術を受けられるのが特徴です。
なお通院は2〜3回で済み、短期間でも歯は白くなります。
直近で結婚式や写真撮影などが控えていて、短期間で白い歯を手に入れたい人にもおすすめです。
以下では、オフィスホワイトニングの流れについて解説していきます。
①カウンセリング
まずは歯科医師とカウセリングを行います。
不明点があれば、この段階でしっかりと質問しておきましょう。
②診査
カウンセリング後は、歯の状態をチェックしてもらいます。
なお歯にヒビ割れがあったり、詰め物や被せ物が多かったりすると、そもそもホワイトニングが行えません。
③色の確認
オフィスホワイトニングは、白さの度合いを選択することができます。
現在の歯の色を測定した後、完成イメージの色を確認します。
④クリーニング
ホワイトニングを行う前に、クリーニングをして歯を綺麗にします。
なお歯の汚れがひどい場合はPMTCで歯石を除去しますが、PMTCを行った場合は2週間程度時間を空ける必要があります。
⑤歯茎の保護
薬剤が歯茎に触れないよう、保護用のジェルで保護します。
⑥薬剤の塗布
ホワイトニング用の薬剤を歯に塗布します。
⑦光照射
薬剤と反応する光を照射し、歯を白くします。
照射中は特殊なサングラスをするため、光が目に入る心配はありません。
⑧仕上げ
薬剤を取り除いた後、仕上げ用のフッ素を塗布し、施術完了です。
施術後の注意点を聞いた後、帰宅します。
ホームホワイトニングの流れ
ホームホワイトニングは専用のマウスピースに薬剤を塗布し、自宅で施術を行います。
ただし歯科医師による診察に加え、マウスピースの作成が必要であるため、歯科医院への通院は必須です。
ホームホワイトニングは少しずつ歯を白くする施術方法であるため、オフィスホワイトニングよりも施術完了までに時間がかかります。
自分のペースでゆっくりと治療をしたい人におすすめの施術方法です。
以下では、ホームホワイトニングの流れについて解説していきます。
①カウンセリング
オフィスホワイトニングと同様、まずは歯科医師によるカウンセリングを受けます。
ホームホワイトニングは自分で行う作業もあるため、不明点はしっかりと質問しておきましょう。
②診査
歯の状態をチェックし、施術が可能かどうかを判断します。
③クリーニング
ホワイトニングの効果が十分に発揮されるよう、クリーニングで歯を綺麗にします。
④マウスピースの作成
歯の型採りを行い、自分の歯に合った専用のマウスピースを作成します。
⑤受け取りと説明
作成したマウスピースと薬剤を受け取り、使い方や注意点を説明してもらいます。
手順書ももらえますが、しっかりと説明を聞いておきましょう。
⑥メンテナンス
歯の白さを維持するには、定期的なメンテナンスを受ける必要があります。
歯科医院で指定されたタイミングで、歯の様子をチェックしてもらいましょう。
ホワイトニングにかかる費用
ホワイトニングにかかる費用の目安は、以下の通りです。
・オフィスホワイトニング: 9,000〜30,000円程度
・ホームホワイトニング:25,000〜30,000円程度
なおホワイトニングは基本的に保険が適用されないため、自費治療です。
まとめ
ホワイトニングには「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング」の2種類がありますが、どちらも流れとしては非常に簡単です。
ただし細い注意点はあるので、歯科医師の説明はしっかりと聞いておきましょう。
白い歯を気軽に手に入れたい人は、ぜひホワイトニングを試してみてください。