子どもの健康な歯を育てるためには、小さい頃から歯磨きの習慣を作ってあげることが大切です。
しかし一方で、子どもの歯ブラシがすぐダメになってしまい、困っている人も多いのではないでしょうか。
本記事では、子どもの歯ブラシの交換タイミングや選び方について解説します。
子どもに対して正しい歯磨きを実施してあげるために、ぜひご一読ください。
子どもの歯ブラシがすぐダメになる理由
子どもの歯ブラシがすぐダメになる理由は、子どもが歯ブラシを噛んでしまうからです。
特に小さな子どもは、歯ブラシと食べ物の区別がついていません。
大きくなるにつれ徐々に歯ブラシの存在を認識し、噛まなくなりますが、幼少期は仕方がないこととも言えます。
一旦ダメになった歯ブラシは本来の機能が発揮されず、十分な歯磨きができません。
子どもの歯ブラシがダメになったら、すぐに交換してあげましょう。
子どもの歯ブラシの交換タイミング
子どもの歯ブラシの交換タイミングは、毛先が広がってきたらです。
また毛先の弾力がなくなってきた場合も、交換してしまうのがいいでしょう。
交換サイクルは歯磨きの仕方や子どもの噛み癖にもよりますが、1ヶ月に1回くらいが目安です。
子どもの歯ブラシの選び方
子どもの歯は、体が大きくなるのと一緒にどんどん成長していきます。
歯磨きでしっかりと口内を綺麗にするためには、子どもの成長に合わせて最適な歯ブラシを選ぶことが大切です。
ここでは、子どもの年齢ごとに選ぶべき歯ブラシを解説していきます。
0〜2歳頃
0〜2歳頃の子どもは、歯ブラシを頻繁に噛んだりしゃぶったりすることが考えられます。
よって口触りのよい歯ブラシを選ぶのがいいでしょう。
またこの年齢の子どもは、歯ブラシを口に入れたまま不意に転倒する恐れもあります。
事故が起こらないよう、先端が柔らかいゴムになっている歯ブラシや、持ち手部分がハンドル形状になっている歯ブラシを選んでください。
3〜5歳頃
3〜5歳頃の子どもには、自発的に歯磨きをすることを覚えさせる必要があります。
また乳歯が生え揃ってくる時期でもあるので、清掃性の高い歯ブラシを選びましょう。
また3〜5歳頃に差し掛かっても、安全性の考慮を忘れてはいけません。
自分で歯磨きをするようになってきたら、転倒による事故のリスクはますます高まります。
引き続き、先端が柔らかいゴムになっている歯ブラシや、持ち手部分がハンドル形状になっている歯ブラシを使うのがおすすめです。
6〜12歳頃
6〜12歳頃は、乳歯が抜け、永久歯へと生え替わる時期です。
永久歯が生え揃うまでは歯に凹凸があるので、小さめのヘッドの歯ブラシを選びましょう。
また奥歯までしっかりと届くよう、適切な長さの歯ブラシも選ぶことが大切です。
ただし6〜12歳用となると、先端が柔らかいゴムになっている歯ブラシや、持ち手部分がハンドル形状になっている歯ブラシが少なくなってきます。
幼少期ほど不意の転倒のリスクは少ないですが、歩きながら歯磨きをしないよう親が指導してあげましょう。
親が子どもに歯磨きをしてあげる際のコツ
幼少期の子どもは、自分だけでは十分な歯磨きができません。
自力で歯磨きができるようになるまでは、親が仕上げ磨きをしてあげる必要があります。
親が子どもに歯磨きをしてあげる際は、以下のようなコツを心がけましょう。
・適度な力で行う
・機嫌が良いときに行う
・手短に済ませる
・終わったら褒めてあげる
それぞれのコツについて、詳しく解説していきます。
適度な力で行う
子どもの歯に対して強い力で歯磨きをすると、歯茎を傷つけたり、歯磨きに対して嫌なイメージを持ったりする恐れがあります。
自分の歯を磨く感覚ではなく、優しく磨いてあげましょう。
機嫌が良いときに行う
機嫌が悪い子どもに対して無理矢理歯磨きをすると、過度に嫌がることもあります。
歯磨きのタイミングは食事のすぐ後が理想ですが、子どもの機嫌が悪い場合は、少し様子を見ましょう。
手短に済ませる
歯磨きに時間をかけ過ぎると、子どもが嫌がったり、飽きたりする可能性があります。
結果として、子どもが歯磨きを嫌いになってしまうことも。
子どもの歯磨きは手短に済ませ、嫌な印象を植え付けないようにしましょう。
終わったら褒めてあげる
子どもに歯磨きの習慣を身に付けさせるためには、「歯磨きは楽しい」と思ってもらうことが大切です。
終わったらしっかりと褒め、歯磨きへのモチベーションを高めてあげましょう。
まとめ
子どもの歯ブラシはすぐダメになります。
ダメになった歯ブラシでは十分な歯磨きができないため、毛先が広がってきたタイミングで交換してください。
また子どもの歯ブラシの選び方は、年齢ごとに異なります。
成長に応じて、適切な歯ブラシを用意してあげることも大切です。
子どもの歯磨きは親が責任を持ってサポートし、健康な歯を育てましょう。