白くて美しい歯が手に入るホワイト二ング。
近年はホワイトニングを実施する芸能人やモデルも多く、自分もやってみたいと興味を持っている人も多いのではないでしょうか。
しかし一方で、ホワイトニングにはいくつかの注意点もあります。
そこで本記事では、ホワイトニングによる弊害やリスクについて解説していきます。
ホワイト二ングを実施する前に、ぜひ一度目を通しておいてください。
ホワイトニングとは
ホワイトニングとは、歯を白くするための治療のことです。
歯に薬剤を浸透させ、沈着した色素を漂白するため、生まれつき歯が黄色味を帯びている人にも効果があります。
クリーニングと違い、歯を削ることなく白くすることができ効果が高いのが特徴です。
ホワイトニングにおける5つのリスク
ホワイトニングは白くて美しい歯が手軽に手に入る治療ですが、少なからずリスクもあります。
もちろんすべての人に該当するわけではありませんが、これから歯科医院でホワイトニングをしてもらおうとしている人はきちんと把握しておきましょう。
①一時的に歯の表面が荒れる
ホワイトニングに使う薬剤は歯の保護膜を一時的に溶かすため、歯の表面が荒れやすくなります。歯の表面の荒れは1〜2日で回復しますが、この間は再着色しやすい期間なので、コーヒーや赤ワイン・醤油など色が濃い飲み物や食材を摂取しないよう注意が必要です。
②一時的な知覚過敏になることがあり
ホワイト二ングに使う薬剤は歯の神経に刺激を与えるため、一時的な知覚過敏になるリスクがあります。
あくまで一時的な症状ではありますが、まれに数ヶ月ほど冷たい飲み物がしみるという人もいます。
③経済的な負担が大きい
ホワイトニングは基本的に保険適用外なので、治療費は全て全額負担です。
治療費は歯科医院によって異なりますが、1回あたり1万円を超えることもあります。
またホワイトニングは必ずしも1回で済むというわけではなく、場合によっては歯を完全に白くするために数回治療を繰り返すことも。
経済的な負担が大きいのも、ホワイトニングの弊害といえます。
④長期にわたる手入れが必要
ホワイトニングは長期にわたって歯の白さを維持できる治療方法ですが、その効果は決して永遠ではありません。
時間が経てば、いずれ色は少しずつ戻ります。
歯の白さをずっと維持したい場合は、定期的なメンテナンスが必要です。
定期的なメンテナンスには経済的な負担はもちろん、歯科医院に都度通院する手間も発生します。
⑤歯の状態や歯科医師の腕によっては、仕上がりにムラが出る
歯科医師の腕によっては、ホワイトニングを行なっても歯の白さにムラが出る場合があります。
また歯の形状や厚さなどによっては、思っていたほどの綺麗さが得られないという場合も。
確実に満足できる結果を得るためには、実績があって信頼できる歯科医院を選ぶようにしましょう。
ホワイトニングが向いていない人やできない人
ホワイトニングは全ての人が白くて綺麗な歯を手に入れられるというわけではなく、向いていない人や、そもそも治療が行えない人もいます。
ここではホワイトニングが向いていない人やできない人の特徴について解説していきます。
入れ歯・差し歯
ホワイトニングは本物の歯(天然歯)に対する施術方法です。
入れ歯や差し歯といった人工の歯を白くすることはできません。
差し歯の色とホワイトニングした歯の色の違いが目立ってしまうこともあるので、人工歯も替えることになる可能性も踏まえて検討しましょう。
神経を抜いている歯
歯の神経を抜くと歯の色が徐々に濃くなっていきますが、これは歯の内側からの変色であるため、ホワイトニングでは対処できません。
ホワイトニングの効果が期待できるのは、神経が生きている歯に対してのみです。
詰め物や被せ物が多い人
詰め物や被せ物をした部分に対して、ホワイトニングは行えません。
詰め物や被せ物が多い人は、ホワイトニングを行うと詰め物や被せ物をした部分が目立ってしまいます。
多少の詰め物や被せ物であれば目立たないものの、あまりに多いとホワイトニングで逆に不自然な歯になることもあります。
歯の色に合わせて詰め物や被せ物を作り直すという選択肢もありますが、時間や費用がかかるため、決して手軽には実施できません。
詰め物や被せ物がある人は、一度治療可否を歯科医院で相談してみましょう。
歯にヒビ割れがある人
歯にヒビ割れがあると、そこからホワイトニングの刺激が加わり、知覚過敏が起きやすくなります。
ホワイトニングしたい部分周辺の歯にヒビ割れがある場合は、別の治療方法を検討するようにしましょう
まとめ
この記事では、ホワイトニングによる弊害やリスクについて解説しました。
ホワイト二ングの技術は年々進歩しており、簡単に白くてキレイな歯が手に入るようになりましたが、決して弊害やリスクが0というわけではありません。
また歯の状態によってはホワイトニングが向いていない人や、そもそもできないという人もいます。
ホワイト二ングについてきちんと説明を受け、理解したうえで、治療を始めるようにしましょう。