口臭は自分では確認しづらいからこそ、心配になってしまいますよね。
実は口臭は、虫歯と大きく関係していると知っていましたか?
本記事では、虫歯で口臭が発生する理由を解説します。
自分でできる口臭対策も解説しているので、口臭が気になる人はぜひ参考にしてみてください。
虫歯で口臭が発生する理由
虫歯で口臭が発生する主な理由は、以下の4つです。
・食べカスが詰まる
・神経が腐る
・歯根の化膿
・歯周病の進行
それぞれの理由について、詳しく解説していきます。
食べカスが詰まる
虫歯があると、そこに食べカスが溜まり、歯磨きをしてもなかなか取れなくなります。
虫歯が進行すればするほど、穴は大きくなり、食べカスが溜まりやすい状態に。
歯磨きで取れなかった食べカスは腐敗が進むため、口臭へとつながります。
神経が腐る
虫歯は進行すると、歯の神経までも腐敗させます。
腐敗した神経からは強い臭いが発生するため、口臭の1つの原因にもなります。
神経が腐ると、歯の異変にも気付きにくくなるため、定期的に歯科医院で診察を受けておくことも大切です。
歯根の化膿
虫歯が進行すると細菌が増え、歯根に膿が生じることもあります。
歯根に生じた膿は、口臭の原因です。
そもそも歯根の化膿は、虫歯が深刻化している状態なので、早急に歯科医院で治療する必要があります。
歯周病の進行
歯周病の原因菌は、腐ったような独特の異臭を放ちます。
歯周病による異臭と、上記で挙げたような異臭が混じり合うと、更に強烈な臭いへと変化。
周りの人にも、大きな不快感を与える可能性があります。
歯周病は放っておくと進行し続けるので、早い段階での治療が必要です。
虫歯治療で口臭は減る!
口臭の原因はさまざまですが、虫歯が理由であるケースも多いです。
虫歯が理由で口臭が発生しているなら、虫歯治療で改善できます。
なお虫歯は初期であれば自然治癒できますが、ある程度進行すると、自然治癒は不可能です。
虫歯が進行する前に、診察を受けて早期発見することも大切です。
自分でできる口臭対策
口臭対策のためには、まずは虫歯治療が大切ですが、それ以外にも自分で対策を実施すべきです。
自分でできる口臭対策には、以下のようなものがあります。
・デンタルフロスや糸ようじを使う
・マウスウォッシュで口をゆすぐ
・重曹でうがいをする
・こまめな水分補給
・キシリトールガムを噛む
・クエン酸の摂取
それぞれの対策について、詳しく解説していきます。
デンタルフロスや糸ようじを使う
口内に残った食べカスは口臭の原因ですが、歯磨きだけではなかなか除去しきれません。
そこで、デンタルフロスや糸ようじを活用しましょう。
デンタルフロスや糸ようじは、歯ブラシが届かない歯と歯の隙間まで綺麗にできます。
口内に食べカスを残さないようにすれば、口臭は低減します。
マウスウォッシュで口をゆすぐ
マウスウォッシュには、口内を殺菌する効果があります。
歯磨きでは落としきれない菌まで落としてくれるので、虫歯予防に最適。
加えてマウスウォッシュそのものにも香りがついているため、口臭を誤魔化すこともできます。
口臭を防ぐために、定期的にマウスウォッシュで口をゆすぎましょう。
重曹でうがいをする
重曹は嫌な臭いの原因である酸化物を中和する効果があります。
就寝前や起床後に重曹でうがいをすれば、口の中もスッキリします。
重曹うがい液の作り方は、500ml程度の水に対し、小さじ1杯程度の重曹を溶かすだけです。
虫歯予防効果もあるので、日常的に重曹によるうがいを取り入れてみましょう。
こまめな水分補給
口内の乾燥は、口臭につながります。
口内が乾燥すると、菌が繁殖しやすくなるからです。
そこで水分補給をして、唾液の分泌を促しましょう。
唾液で口内を潤せば、口臭は低減します。
キシリトールガムを噛む
キシリトールガムは唾液の分泌を促し、口臭を防ぐことができます。
加えて糖分を含まないため、たくさん噛んでも虫歯になる心配がありません。
キシリトールガムで口臭予防をするメリットは、即効性がある点です。
ガムを噛み始めてすぐに唾液が分泌され、口内に良い香りも広がるため、嫌な臭いを消すことができます。
口臭が気になる人は、人と会う直前に噛んでおくといいでしょう。
クエン酸の摂取
クエン酸にも、唾液の分泌を促して口臭を防ぐ効果があります。
クエン酸を多く含むのは、例えば以下のような食品です。
・酢
・柑橘類(レモンやみかんなど)
・梅干し
ただしクエン酸は、摂取し過ぎると歯のエナメル質を溶かす恐れもあります。
クエン酸で口臭対策をする場合は、適度な摂取を心掛けましょう。
まとめ
口臭は周囲の人を不快にさせる可能性もあるので、大きな悩みにもなりますよね。
しかし虫歯によって口臭が生じているのであれば、虫歯治療で改善することができます。
虫歯は早く治すに越したことがないので、早めの診察と治療を心掛けましょう。